ankuro.dev
← ブログ一覧に戻る
ZedにClaude Codeを入れてみたけど、結局VSCodeに戻った話
2026-03-11#Claude Code#Zed#VSCode#個人開発#エディタ

ZedにClaude Codeを入れてみたけど、結局VSCodeに戻った話

仕事用と個人用でClaudeのアカウントを分けて使いたかった。

VSCodeには仕事用のClaude Codeが入っている。個人用を別のエディタに入れれば分けられるんじゃないかと思い、Claude Codeとの統合機能が追加されたZedを試してみた。

結論から言うと、今のところVSCodeに戻った。その経緯をまとめておく。


Zedとは?

Rustで書かれた高速コードエディタ。
Atomの作者が開発しており、低レイテンシの共同編集やAI統合を前提に設計されている。

2025年にWindows対応が進み、ZedはAgent Client Protocol(ACP)を使い、Claude Code CLIをエディタ内から操作できる仕組みになっている。
そのためClaude Proアカウントでログインしている場合でも、その認証情報を利用して動作する。VSCodeのような拡張機能ではなく、エディタ本体に組み込まれている。


インストール手順

1. Zedをダウンロード

zed.dev からWindowsインストーラをダウンロードして実行する。

「追加タスクの選択」画面では、PATH追加・右クリックメニュー追加のチェックはそのままでOK。デスクトップアイコンは好みで。

追加タスク選択画面

2. 初期設定

起動するとセットアップ画面が出る。

  • Theme: 好みで選ぶ
  • Base Keymap: VSCodeユーザーならVS Codeを選ぶとショートカットが同じになる
  • Import Settings: VS Codeボタンを押すとフォントや設定を引き継げる(VSCode自体に影響なし)
  • Vim Mode: Vimを使ったことがなければOFF
  • Trust All Projects By Default: ONにしておくと毎回の確認が不要になる

初期設定画面

3. Claude Codeと接続

起動後、右上のIntroducing: Claude Agentタブをクリック。Start with Claude Agentを選択する。

画面左下のLog in with Claudeをクリックするとターミナル画面が開く。VSCodeのClaude Code拡張でログイン済みの場合、認証情報が引き継がれて自動ログインされた

Welcome back XX! と表示されれば成功。

Welcome back画面

4. モデルの変更

初回起動時に古いモデル(claude-3-5-sonnet-20240620)でエラーが出た。

チャット欄に /model と入力してEnterを押すとモデル一覧が表示される。**Default(Sonnet 4.6)**を選択すれば解消する。次回からはこの設定が保存される。

エラー画面

モデル選択画面


使ってみた感想

Claude Codeは問題なく動いた。日本語入力の確定前に下にプレビューが出るのはZedの仕様なので問題ない。

ただVSCodeと比べると、パネルの開き方やショートカットがわかりにくく感じた。情報を調べようにも日本語の記事がまだあまり多くない。


VSCodeとZed、どっちがいい?

VSCode Zed
拡張機能の数 圧倒的に多い 少ない
日本語情報 豊富 少ない
UIの完成度 高い まだ発展途上
動作の速さ 普通 速い
Claude Code統合 拡張機能経由 ネイティブ統合
安定性 安定 ベータ機能が多い

今の時点ではVSCodeの方が使いやすいと感じた。Zedは速くてシンプルだが、日本語情報が少なく、UIの細かい部分がまだVSCodeに追いついていない印象だ。
ただ、Zedの起動速度はかなり速く、ファイル検索もVSCodeより軽く感じた。


アカウントを分けたい場合の注意点

そもそもZedを試した理由が「仕事用と個人用のClaudeアカウントを分けたい」だった。

結論としては、同じPCで 2つのClaudeアカウントを同時に使い分けるのは難しい

Claude Codeの認証情報はホームディレクトリ配下の .claude フォルダに1つだけ保存されており、VSCodeもZedも同じファイルを参照している。エディタを変えても認証は共有される。

解決策

1. PCを2台用意する
一番確実。OSは問わない。仕事用PCと個人用PCで完全に分離できる。

2. Windowsのユーザーアカウントを2つ作る
同じPCでも、Windowsのユーザーを分ければ認証ファイルも分離される。スタートメニューのアカウントアイコンから切り替えられる。ただし同時使用はできない。

3. 片方をAPIキーで運用する
Claude.aiのProプランとは別に、AnthropicのAPIキーを取得して一方のエディタに設定する方法。ただし別途従量課金が発生する。


まとめ

  • ZedへのClaude Code統合は動いた。VSCodeログイン済みなら認証の引き継ぎもスムーズ
  • 現時点ではVSCodeの方が安定していて使いやすい
  • 仕事用・個人用でアカウントを分けたい場合は、PCかWindowsユーザーを分けるのが確実

Zedはまだ発展途上だが、Claude Codeとのネイティブ統合は面白い方向性だと思う。半年後にまた試してみたい。