
ZedにClaude Codeを入れてみたけど、結局VSCodeに戻った話
仕事用と個人用でClaudeのアカウントを分けて使いたかった。
VSCodeには仕事用のClaude Codeが入っている。個人用を別のエディタに入れれば分けられるんじゃないかと思い、Claude Codeとの統合機能が追加されたZedを試してみた。
結論から言うと、今のところVSCodeに戻った。その経緯をまとめておく。
Zedとは?
Rustで書かれた高速コードエディタ。
Atomの作者が開発しており、低レイテンシの共同編集やAI統合を前提に設計されている。
2025年にWindows対応が進み、ZedはAgent Client Protocol(ACP)を使い、Claude Code CLIをエディタ内から操作できる仕組みになっている。
そのためClaude Proアカウントでログインしている場合でも、その認証情報を利用して動作する。VSCodeのような拡張機能ではなく、エディタ本体に組み込まれている。
インストール手順
1. Zedをダウンロード
zed.dev からWindowsインストーラをダウンロードして実行する。
「追加タスクの選択」画面では、PATH追加・右クリックメニュー追加のチェックはそのままでOK。デスクトップアイコンは好みで。

2. 初期設定
起動するとセットアップ画面が出る。
- Theme: 好みで選ぶ
- Base Keymap: VSCodeユーザーならVS Codeを選ぶとショートカットが同じになる
- Import Settings: VS Codeボタンを押すとフォントや設定を引き継げる(VSCode自体に影響なし)
- Vim Mode: Vimを使ったことがなければOFF
- Trust All Projects By Default: ONにしておくと毎回の確認が不要になる

3. Claude Codeと接続
起動後、右上のIntroducing: Claude Agentタブをクリック。Start with Claude Agentを選択する。
画面左下のLog in with Claudeをクリックするとターミナル画面が開く。VSCodeのClaude Code拡張でログイン済みの場合、認証情報が引き継がれて自動ログインされた。
Welcome back XX! と表示されれば成功。

4. モデルの変更
初回起動時に古いモデル(claude-3-5-sonnet-20240620)でエラーが出た。
チャット欄に /model と入力してEnterを押すとモデル一覧が表示される。**Default(Sonnet 4.6)**を選択すれば解消する。次回からはこの設定が保存される。


使ってみた感想
Claude Codeは問題なく動いた。日本語入力の確定前に下にプレビューが出るのはZedの仕様なので問題ない。
ただVSCodeと比べると、パネルの開き方やショートカットがわかりにくく感じた。情報を調べようにも日本語の記事がまだあまり多くない。
VSCodeとZed、どっちがいい?
| VSCode | Zed | |
|---|---|---|
| 拡張機能の数 | 圧倒的に多い | 少ない |
| 日本語情報 | 豊富 | 少ない |
| UIの完成度 | 高い | まだ発展途上 |
| 動作の速さ | 普通 | 速い |
| Claude Code統合 | 拡張機能経由 | ネイティブ統合 |
| 安定性 | 安定 | ベータ機能が多い |
今の時点ではVSCodeの方が使いやすいと感じた。Zedは速くてシンプルだが、日本語情報が少なく、UIの細かい部分がまだVSCodeに追いついていない印象だ。
ただ、Zedの起動速度はかなり速く、ファイル検索もVSCodeより軽く感じた。
アカウントを分けたい場合の注意点
そもそもZedを試した理由が「仕事用と個人用のClaudeアカウントを分けたい」だった。
結論としては、同じPCで 2つのClaudeアカウントを同時に使い分けるのは難しい。
Claude Codeの認証情報はホームディレクトリ配下の .claude フォルダに1つだけ保存されており、VSCodeもZedも同じファイルを参照している。エディタを変えても認証は共有される。
解決策
1. PCを2台用意する
一番確実。OSは問わない。仕事用PCと個人用PCで完全に分離できる。
2. Windowsのユーザーアカウントを2つ作る
同じPCでも、Windowsのユーザーを分ければ認証ファイルも分離される。スタートメニューのアカウントアイコンから切り替えられる。ただし同時使用はできない。
3. 片方をAPIキーで運用する
Claude.aiのProプランとは別に、AnthropicのAPIキーを取得して一方のエディタに設定する方法。ただし別途従量課金が発生する。
まとめ
- ZedへのClaude Code統合は動いた。VSCodeログイン済みなら認証の引き継ぎもスムーズ
- 現時点ではVSCodeの方が安定していて使いやすい
- 仕事用・個人用でアカウントを分けたい場合は、PCかWindowsユーザーを分けるのが確実
Zedはまだ発展途上だが、Claude Codeとのネイティブ統合は面白い方向性だと思う。半年後にまた試してみたい。