claude-agent-sdk-python v0.2.82 リリース
claude-agent-sdk-python v0.2.82
概要
このバージョンではMCPサーバーの接続方式が大きく変更され、デフォルトでバックグラウンド接続となってセッションが即座に開始されるようになりました。また、TodoWriteツールがTaskツール(TaskCreate/TaskUpdate/TaskGet/TaskList)に置き換わり、複数のバグ修正と型安全性の改善が加えられています。さらにEffortLevelの型エクスポート追加により、ダウンストリームのSDKラッパーで型注釈がより正確に行えるようになりました。セキュリティ面ではMCPの依存関係をバージョンアップし、DNS再バインディング保護に関する脆弱性に対応しています。
何が変わったか
- ・破壊的変更:MCPサーバーがデフォルトでバックグラウンド接続されるようになり、セッションが即座に開始される。遅いサーバーは初期化時に"pending"ステータスで報告される。従来の動作に戻すにはMCP_CONNECTION_NONBLOCKING=0を設定するか、サーバーにalwaysLoad: trueを設定する必要がある
- ・破壊的変更:ヘッドレスセッションとSDKセッションがTodoWriteではなくTaskツール(TaskCreate、TaskUpdate、TaskGet、TaskList)を使用するようになった。ツール利用者はスナップショットリストを置き換えるのではなくタスクIDごとに蓄積する必要がある
- ・新機能:EffortLevel型エイリアスをパブリックとしてエクスポート。"low"、"medium"、"high"、"max"、"xhigh"のClaude努力レベル文字列を含み、パッケージルートからエクスポートされ、ダウンストリームSDKラッパーと型注釈で利用可能になった
- ・バグ修正:ユーザーが提供したstderr コールバックが例外を発生させてもstderrリーダーループが処理を継続するように改善。例外は行ごとにキャッチされ、コールバック失敗後の行も配信される
- ・バグ修正:シャットダウン時の保留中eager-flushタスクのキャンセルによるログノイズを削除。done コールバックはCancelledErrorを適切に処理し、無条件にTask.exception()を呼び出さなくなった
- ・バグ修正:SDKControlPermissionRequest.permission_suggestionsの型をlist[Any] | Noneからlist[dict[str, Any]] | Noneに厳密化。型チェック対応が改善された
- ・ドキュメント改善:フックディスパッチがイベントに対して並行実行(全マッチャーが並列実行)されることを明確化。順序依存フック(レート制限など)に対する誤った仮定を防止
- ・内部変更:DNS再バインディング保護無効化の脆弱性(GHSA-9h52-p55h-vw2f、CVE-2025-66416)に対応するため、mcpの依存関係の最小バージョンを>=1.23.0にバンプ
- ・内部変更:eager-flushトランスクリプトミラーテストを固定的なasyncio.sleep(0)呼び出しから決定的な待機ヘルパーに変更し、テストの安定性を向上
- ・内部変更:バンドルされたClaude CLIをバージョン2.1.142に更新
影響
MCPサーバー接続の仕様変更により、既存コードはalwaysLoad設定またはMCP_CONNECTION_NONBLOCKING環境変数の設定変更が必要になる可能性があります。TodoWriteからTaskツールへの移行により、タスク管理ロジックを重点的にテストし直す必要があります。stderr処理の改善により、エラーハンドリングの堅牢性が向上し、ログ出力の信頼性が向上します。型定義の厳密化により、既存の型チェックツール利用者はより正確な型推論恩恵を受けられます。
対象ユーザー
Claude SDK開発者、AIエージェント構築者、MCP統合開発者、エンタープライズAIツール開発チーム
まとめ
MCPサーバー接続の最適化とTaskツール導入による構造的改善を含む、破壊的変更と互換性向上が組み合わされた重要なアップデート
ソース
claude-agent-sdk-python v0.2.82
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